紅ほっぺ
1994(平成6年)、静岡県農業試験場において「章姫」を母、「さちのか」を父として交配されてできたのが、「紅ほっぺ」で、2002(平成14)年に品種登録されました。
「紅ほっぺ」が作り出された背景として、静岡県で主力品種だった「章姫」が、甘味だけで酸味が足りないから味に飽きてしまうこと、果実が軟らかいため輸送性に向いていないこと、果皮の色が淡く果肉の色が白いことからケーキなどの装飾に使用しにくいという理由があります。
「紅ほっぺ」という名前は、果皮や果肉の色が美しい紅色をしていて、ほっぺが落ちるくらいコクがあって美味しいということから、いちご関係者や育成機関の公募により命名されました。
また、消費者に親しみを持ってもらえるようにという願いが込められています。